分科会 医療
「医療と患者に向き合う人をサポート」
(場所:5階研修室D 司会 久保 好伯)
発表内容
- 自立型支援方法の紹介
発表者:NPO法人 マザーズサポーター協会
木村孝子氏、山本伸子氏、関口久美氏、伊藤節代氏、平松彰子氏、真田由美子氏 |
- 自立型支援とは。。。
話をじっくり聴いて、その人の中にある本当の力や可能性を引き出し、なりたい未来へ導くマザーズサポーターと、
その軸となっているマザーズサポーター ミッションブックを説明しました。
(マザーズサポーター ミッションブックより一部抜粋)
- 私は、「人はいつも最善を選択している」という前提で人と関り続けています。
- 私は、自分の思い込みを一旦はずし、そのままの相手をしっかり受け止めています。
- 私は、コミュニケーションの意図について、いつも意識を向けています。
- 私は、相手の無限の能力、可能性をいつも信じています。
- 私は、信頼関係を構築するために、いつも安心感のある安全な場を作り出しています。
- 私は、相手を常に勇気付け、責任を取る権利を奪いません。
- 私は、いつもどのような時も、自分が世の中に必要な存在であることを知っています。
- 体験談
障害者自身が、自立に至る過程や社会に一歩踏み出すときに起こる心の内側などの体験談を通して、本当に必要とされているメンタルケアについて、その想いを語りました。
- 「自分が変わることで、両親も変わった」
- 交通事故で四肢麻痺となってから、「車を運転したい」という自分と「危ないからダメ」という両親との衝突
- 「自分を解ってくれない」という思い込みを外して、しっかり聴くことで両親の愛を認識。
- 自分の自立への思いに理解を示し、応援してくれるようになった両親。
- 自分が3年以上かかった両親との関係作りは、マザサポを知っていればもっと早期に実現できたと実感。
- 悩んでいる多くの人たちに伝えていきたい。
- 「障害者が自らの意思で社会に参加してこそ、本当のユニバーサル社会が実現できる」
- 網膜色素変性症の進行に伴い、どんどん出来なくなる事が増えていき・・・・・何も出来なくなると、ため息ばかり。
- 日本網膜色素変性症協会(JRPS)のリーダ研修会で自立型支援方法に触れ、多くの参加者が、自分のこれまでしてきた事、これからしたい事、出きる事がはっきりした。また、明日もがんばろうと影響を受けた。
- 病院で告知を受けてから、引きこもっている視覚障害者がたくさんいる。
- 社会へ参加する一歩を踏み出すには情報だけでなく、出来る、やれるという気持ちが出てくることが大切。
- 病院とリハビリ施設や患者の会などとのパイプが必要。
- 外に出て来られない障害者の自立と社会参加がこれからの私の目標である。
- 「人生のプランに予測だにしていなかったハンディキャップを背負ったときを機会に人生の意味を問い直す」
- マザサポ理念に共感、感動し、「人は根っこ、ルーツが大切」だということを改めて感じた。
- 災害や大きな事故に巻き込まれた人たちが社会が自分に何をしてくれるのかではなく、社会が自分に何をさせようかと言う視点に立ったときに立ち直りのきっかけを掴む。
- 「自己かウンセリングとアサーションのすすめ」平木典子著(金子書房)の中に「障害も個性・・・」衝撃のフレーズに出会ったことで自分を見つめ直す機会を得た。
- 医療機関との協力事例を紹介
- 病院と提携して、介護や看病する人が自分らしく生きることをサポートするプロジェクトの紹介。
- 設立経緯や活動内容、資料設置のことを説明。
感 想
- すべてのパートが体験で構成されており、迫力がありました。
- 聴衆者の真剣に聞き入る姿とパートごとに起きる自然な拍手が印象的でした。
- 国保ヘルスアップモデル事業レポート
| 発表者 : Office VIVA! たるみ あけみ氏 |
- 生活習慣病の予防と医療費削減を目的に実施された奈良県香芝市での試み。
- ビジョン設定によるメンタル支援プログラム
- 心身ともに健やかな市民の育成にコーチングを利用。
- 指導ではなく、共にいる感覚をつかむ。
- 自分にあった目標かどうか? 達成後の状態に意識を向ける。
- ゴールに向かっているか? 今いるところを確認する。
- 何が起こっているか? 感じる力を丁寧な振り返りで確認する。
- 最終年には市民コミュニティを創生したい。
- コーチングの実施記録を基に、意識の変化と達成率をグラフ化して分析。
感 想
- 定量化しにくいコーチングの成果を可視化しています。
- コーチが感じた視点を交えながら、随所に笑いが入り、聴くだけで元気になるプレゼンでした。
- 3ヵ年計画の2年終了時点レポートです。3年目が更に期待されます。
- ケアリング・コーチの活動と可能性
| 発表者 : 医療法人医仁会武田総合病院 副看護師長 高木光恵氏 |
- 医療現場で働く看護師の生の声を久保が聴き出す形で実施しました。
- 患者の痛みを知るのではなく、その人そのものを知りたいという在り方で接する。
- 看護する側と受ける側ではなく、その関係が患者に影響を与える。
- 患者だけでなく、家族やスタッフにも影響を与えることになる。
- 医療の専門家であり、ケアリング・コーチでもあること。
- 専門家としてエビデンスを大切にすることと、ケアリング・コーチとして人間同士の関わりを大切にすること
- そのバランスに話が及ぶが、1人1人の患者さんにとって、バランスなんて必要ではない。
- 医療の専門家ゆえにケアリング・コーチとしてできることがある。
- 治療だけでなく死の瞬間までも、自分らしい選択を可能にするコーチング的関わりがある。
感 想
- 医療現場の現状と看護師の気持ちを飾ること無く語ってくれました。
報告 久保 好伯
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